
カルナバ蝋の溶解
ハイブリッドワックスはいずれのバージョンも少量生産で手間暇をかけて製造されています。
例えばカルナバ蝋を溶かす作業
高濃度のカルナバを溶かしたワックスするため多くの工程を踏んでじっくりと丁寧に溶解させています。
粗雑に高濃度のカルナバ蝋を溶かしただけのワックスだとカルナバ蝋の溶解が不十分で粗いワックス粒子となります。
そのためワックスの伸びが足らず均一な被膜を困難にし、ワックスの塗りと拭き取りが重くなります。
また拭き残しやムラの原因ともなり、美しい仕上がりの邪魔となります。
※容器に充填されたばかりのワックス。赤い状態が熱い液体の状態で冷めてくるとピンクに変わり固体となってくる。右上のまだらな状態が液体から固体へと変わっている最中。
これを防ぐためハイブリッドワックスは手間と時間はかかりますが、カルナバ蝋の溶解に多くの手順を踏みしっかりと溶かし込んで、非常に細かく均一な粒子に仕上げています。
その結果高濃度カルナバを使用したワックスでありながら、ワックスを塗り広げる作業と拭き取る作業を軽く滑らかに行うことができます。
目を引くような製造工程ではありませんが、使用するユーザーの満足を高めるために細部にまでこだわった少量生産のワックス作りを行なっています。
それがTACシステムのハイブリッドワックスシリーズです。
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